《 気・気功について 》

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●気とは、気功とは ●丹田 三丹
●気功の効果 ●気功と陰陽
●練功三要素 (1)気功の調身(姿勢)
●中国の陰陽五行 (2)気功の調足(呼吸)
●五臓六腑 (3)気功の調心
●精・気・神 ●気功の科学研究

***気とは、気功とは***

「気」は生命エネルギー、宇宙エネルギーのことです。
また経路を流れる物質的性質を有した生体エネルギーのことを気と呼んでいます。
人間の生命を支える三つの気とは
1、先天の気(持って生まれた、両親から受け継いだ気)
2、後天の気(呼吸や、食物から補充する気)
3、宇宙の気(自然界に存在する、天の気、地の気)
この三つの気のバランスが取れていることにより、免疫力が高まり、自然治療力が活性化されます。

「気功」とは生命エネルギーである「気」によって、自己の免疫力や治療力を高めて、心身のバランスを整え、健康のレベルを上げることをめざす健康法です。気功はさらに、私達の周囲、宇宙や自然界、環境に循環している気を取り入れ、体内の気を高めていく方法といえます。

気功の区別
1、「軟気功」=医療気功
2、「硬気功」=武術気功

2つの軟気功
@「外気功」(気功師が気を発し、その気を受けて病気を改善する)
A「内気功」(自身の体内の気をコントロールする訓練、養成気功)

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***気功の効果***

中国最古の医学書「黄帝内経」に書かれている気功の効果
1、病気の予防
2、病気の治療
3、寿命を延ばす

  1. リラックスすることにより心身のストレスが軽減する。
  2. 自律神経のバランスが調和される。
  3. 経絡の通りが良くなり、きれいな気血が循環して調和する。
  4. 免疫力が高まり、自然治療力が増強する。
  5. 腹部の刺激により、消化呼吸を活発化し内臓の調子が整う。
  6. 大脳皮質の興奮が和らげられ、内臓の働きを良くする。
  7. 基礎代謝を低下させて、エネルギーを貯える。
  8. 潜在能力の開発、発動。

気功は、自律神経やホルモン分泌器官を調整する効果があります。呼吸法を行うとき、吸う方を意識して、長く強くおこなうと、交感神経は興奮し、反対に吐く方を強くすると、副交感神経が興奮することがわかっています。気功によって自律神経を意識的に調整することができるということです。意識的に横隔膜を動かす呼吸法により、腹部は刺激され働きが弱かった臓腑は活発になります。現代人の多くは病院に行く程の症状はなくても肩が凝っていたり、低体温だったり、疲労が蓄積しています。気功をすることで気を整え巡らせ、病気の原因となる滞りを改善し、健康な状態になります。気功により健康の質を高め病気になることを防ぎます。
現在の脳生理学によると、人間は本来持っている能力の10の28乗分の1しか活用していましということです。ほとんどの能力は眠ったままの状態にある潜在能力を顕在化することも可能となります。

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***練功三要素***

気功修練者は練功実践中に豊富な経験を積み重ね、その結果をまとめて言えば、調身、調息、調心の三要素と称する。

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***中国の陰陽五行***

古代中国の陰陽五行思想が中医学の基礎になっています。中国で書かれた”黄帝内経”という医学書には、この世のものはすべて物質から成り立ち、魂や神などは内臓の働きによって現れた人間の生命活動によって生まれるものとされています。
世の中の物は、すべて陰と陽に分けられ、木、火、土、金、水の五つの要素から成り立っているというのが、陰陽五行の考え方です。

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***五臓六腑***

五臓六腑の五臓とは、肺、心臓、肝臓、腎臓、膵臓。
臓というのは気を蓄える場所の意味です。
六腑とは、小腸、大腸、胃、胆、膀胱、三焦
腑とは、蓄えない空洞の器官の意味です。
三焦は、古代の中国の医学書によると人体の体液の循環の機能を指しているようです。

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***精・気・神***

精・気・神とは、中医学では人体の生命の活動を構成する主な物質および機能でなるとされ、人間の三宝・三奇・三元といわれている。

精は、人体を滋養する密度が高い物質であり、人体を構成する基礎となっている。気は、人体を養い、臓器の機能の活動を満たす一種の精密な物質をいう。神は、人間の思想や五臓六腑の精気の外的表現を含む、人体生命活動の総称である。中国道家とは気功家のことである。古代の練功家は、精・気・神の三つは、もともとは一体のものであるが、その運行するものを気といい、その集中するものを精といい、その奥義のなすところを神という。つまり気功の練功によってそれらは相互に転化し促進されるのである。そして内気で精を練り鍛えればそれが気になり、気を鍛えれば、それが神となり、さらに神を鍛えれば虚に還るという理論が生まれ、それに相応する練功方がつくられた。

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***丹田 三丹***

一般に丹田というと下丹田を指す。丹田は人間の根本で精神の所蔵、五臓の根源で故に生命の元である。要するに丹田とは、元気を貯蔵するところで、肺。心、肝、腎、脾の五臓の気の根源で人間の精神に依拠するところである。

気功では、上・中・下の三つの丹田に分けています。上丹田は頭の中心、中丹田は胸の中心、下丹田は、臍の下・下腹部を中心です。

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***気功と陰陽***

陰陽学説は中国古代の一種哲学思想であり、中医基礎理論の1つの重要組成部分です。気功理論もまた同様にこれを基礎とします。
呼吸についていえば、吐くは陽、吸うは陰、吐くは排出、吸うは補充。
吐きながら気を出す、陽は始める。吸いながら気を入れる、陰は閉じる。これらの理論は気功鍛練と指導に対して、重要な意義を持っています。また、陰陽、明暗、裏表、男女、夏冬、寒暖、左右、前後、上下、南北・・・等、様々なバランスがあります。人間の体も、陰と陽とのバランスによって、健康が保たれていると考えられます。

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下記は、「中國傳統醫寮氣功養生学」萬蘇健 編著より抜粋
P−23

(一)気功の調身(姿勢)

気功鍛錬は最初に良い姿勢が必要である。正確な姿勢はスムーズな呼吸と精気の誘導とリラックスすることが先決条件である。いわゆる「形が正しからずば気も従わず、気が従わざれば意安からず、意安からざれば気も散乱す」と調身の重要性を説明する。普通の姿勢を次に述べる。
  1. 平座式=椅子に姿勢正しく坐る。身体と腿を椅子の高さに調整して大腿と小腿を各90度角に曲げるのが適当。両足は地につけ両膝は左右に肩幅と同じに広げ、両手は自然に膝或いは太腿の上に起き、下顎を少し引いて胸を張り背は正しく口と目は少し閉じ、舌先を上顎につけ、顔は微笑む。
  2. 自由盤式=錬功座敷に姿勢良く坐り、両腿を交差して「八字型」になる。自然盤坐になり両手は両膝に置くか、手印状に結び小腹前に置く。上半身、頭部及び上肢の姿勢は平坐式と同じである。
  3. 単盤式=姿勢は自由盤式と同じ。只、左(或いは右)の小腿を右(或いは左)の小腿の上に置く。
  4. 仰臥式=錬功絨毯の上で臥し、両腿を少し曲げ、両足着地、両手は腿両側にあり或いは小腹の上に重ねる(掌心下向き)。頭部は平坐式と同じである。
  5. 側臥式=錬功絨毯の上に側臥し、首はやや前に曲げ、頭は枕をして、上半身はまっすぐに、上腿は曲げて、下腿は自然に上腿の上にまっすぐに伸ばす。上の手は、臀部(掌は下向き)において、下側の手は枕の上(掌上向き)に約6cm頭から離し、そのほかは上式と同じ。普通は右側に臥せる。
  6. 站式=両足を平行に立ち、肩幅と同じに広げ頭、首をまっすぐに、下顎を少し引き、胸を張り背を正しく、両膝をゆるめる。両目はまっすぐに見て、或いはかすかに閉じる。両肘は胸前でボールを抱くように、両手五指は自然に開き、指は少し曲げてボールを抱くような形、指先は向かい合い、距離約30cm、手の中心も内側に向かい、口は自然に閉じ合わせ、舌先は上顎につけ、顔は微笑む。
    站式は膝関節を曲げる程度によって高く、中、低の三種に分けてもよい。手、肘の姿勢は、自然式站式、下按式站式、佛掌式站椿、三円式站椿などに分けてもよい。

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P−24

(ニ)気功の調息(呼吸)

調息は、呼吸をコントロールすることで、自分自身の気を調整して意に従うよう鍛錬することである。これらは錬気の重要な一環である。これを使って人体の真気を蓄積し、発動と運行するを主な方法である。調息は機体に対して気血を調和して内臓の按摩作用ができるだけではなく、同時に思想の安定と身体のリラックスを助ける。普通調息方法は次のように行う。
  1. 自然呼吸法=意念を加えず、自然呼吸する。
  2. 順腹式呼吸法=吸うとき横隔膜を下げ、腹部は外に膨らむ。吐くとき横隔膜が上昇し、お腹を内に凹まる呼吸法。
  3. 逆腹式呼吸法=上式と反対の方法で吸うときお腹を内収し、吐くときお腹を外に膨らませる呼吸法。
  4. 停閉息呼吸法=吸った(吐いた)後、一時呼吸を停止して再び吐く(吸う)方法。
  5. 鼻吸口呼法=鼻で吸って、吐くときは口という呼吸法。
  6. 読字呼吸法=吸うとき数字を黙読するのに合わせて行う呼吸鍛錬法。
  7. 踵息法=深く呼吸するイメージ。「意守」と合わせて、吸うときは気を足の涌泉穴に導く。
  8. 小周天呼吸法=吸うとき意念は、百会→壇中→丹田→会陰;吐くとき、意念は会陰→尾骨→脊椎→玉枕→百会まで。このときは鼻呼吸、気は任督脈一圏をめぐる呼吸方法である。気を通す任督脈法ともいう。
  9. 真息法=外から見える呼吸はちょうど停止しているようだ。しかし、実際はお腹の上で呼吸し、腹中では転動があって古くは「胎息法」という。
  10. 潜呼吸法=呼吸の1回の時間は長く、細かく微かに均一であり、はっきりした感覚はない。これは一種の高い深い呼吸法である。
  11. 開合呼吸法=これは「体呼吸法」ともいわれる。この法は「体息法」の基礎にのっとって鍛錬する方法。例えば、意念で全身の毛穴を開け閉めして、それに従って呼吸をする。全身の毛穴全部で呼吸充満の開合感覚である。それゆえ、この方法を「毛孔呼吸法」という。

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P−25

(三)気功の調心

気功調心の中心一貫は思想を集中して、雑念を排除して万念を以って一念に代わるように意念の作用で過ごすことである。従ってゆっくり誘導して入静し、虚空の境界へ進む、いわゆる「練神還虚」。これらは最も基本的な気功といえる。練功の効果は特に静かに深く入ることで決まる。初心者の入静は比較的困難で普通一般の人が入静する方法は次の通りである。

  1. 意守方=高度の意念は身体のある部分或いは体外のある風景に集中する。普段はいつも丹田(下丹田)を意守する。守りに似て、守らない。あまり多く気にしないで自然にリラックスして調度ほど良い加減にする。
  2. 隋息法=呼吸をしながら意念を集中、腹式呼吸の収縮だけ注意して、命令しない。形と意念が1つになり入静状態になる。
  3. 数息法=練功時、呼吸数を黙数し、数は耳で聞かず、目で見ない、心で願わない。すぐ自然に入静状態に入ることができる。
  4. 黙念法=ある単純な字句を黙然する。例えば「松静」の二文字を黙然し、呼吸と吐気で各一字ずつ黙然する。その目的は万念に代わり一念になり、邪気に代わり正念になる。だんだん雑念がなくなり、とても幸せな気持ちになり入静の境界に入る。
  5. 聴息法=耳で自分の呼吸をするときの気の流れる音が聞こえる。でも聞こえない方がよい。聞こえない状態、そしてイメージとして想像して入静するのを助ける。
  6. 観息法=練功時、意念で自分の目中で自分の身体のある部分或いは体外の景色を内視する。これで入静状態は導く。

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***気功の科学研究***

「中國傳統醫寮氣功養生学」萬蘇健 編著より抜粋
中国医学気功学の科学研究は近年来、国内外問わず多くの学者と医療関係者によって進められている。研究対象はある現象及びメカニズムであり、最新電子技術の性能と精度を測定する手段として採用された。その結果、30億年も昔に人類が生まれた時の最古の生物の発見するに至ったのである。
生物は繁殖前後にかかわらず、絶え間なく出生と新陳代謝を繰り返す。そうして長い長い歳月をかけて原始動物が厳しい生物変動や適応、用進廃退などを行い、基本リズムに従って沢山の品種と多分類を生み出してきたことで、各種の生命効能が移り変わっていったといわれている。例を分野別に記すと次のようになる。

(1)微生物の分野
0度以下と100度以上の温度に耐えられるある品種、また極端な酸素不足のもとでも成長・繁殖する能力のある品種。
(2)植物の分野
葉緑素が光に作用するという本能的能力以外に、自発的に光に向かって運動することのできる品種。刺激を与えると、快速運動反応を示す品種もある。
(3)動物の分野
光や電波を発生したり、磁場や赤外線、超声に対して同方向に向かい敵から逃げて食べ物を手に入れたりするような全動物が持つ当然の功能だけでなく、それらの能力にある種の特別功能が付け加えられた品種。

気功はそれぞれの生物分子及び細胞の功能に関して以下の功能に対応する。

  1. 血液の免疫功能や循環系統の効能
  2. 呼吸系統の効能
  3. 消化器系統の効能
  4. 人体エネルギーの功能
  5. 新陳代謝と体温の功能
  6. 感覚器官の功能
  7. 神経系統の功能
  8. 内分泌及び生殖系統の功能

気功と陰陽、経絡とツボ

経絡学説は人体経絡系統の生理功能研究であり、病理変化及び臓腑との相互関係の学説である。この学説は人体の臓腑、器官、組織などと経絡との関連について明らかに表現し、エネルギーを注入すれば経絡を使って一個の統一整体原理になる。
これは祖国伝統医学基礎理論の重要な構成部分であり、これらと陰陽、臓腑、気血などの理論は中医学の生理、病理診断と治療など各分野共通のものとして貫かれている。特に、鍼灸、鍼麻酔及び推法と掌法、按摩なども重要な意味があり、鍼灸学的理論の核心である。《霊枢・経脈扁》曰く、「経脈者は生死を決めることが出来、百病を治療し、虚実を整え、何でも可能である。」このように経絡学説の重要性を説明している。
経絡と臓腑の間に密接な連係がある。1つずつの臓腑に1つの経脈が連接し、手の太陰肺経の肺が連接するように、手の陽明大腸経に大腸が連接するように・・・・。
臓と腑の間、臓腑と他の組織間の連係は全部経絡を通って実現できる。だから、経絡は全体の人体生理の中に存在する病気の過程で重要な位置にある。
経絡は結局どのような組織なのでしょうか。その実質的研究に対して今まで国内外で沢山の仕事が続行されたが進展せず、認識は依然として不一致で、この問題解決にはまだひたすら待たなければならない。

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